中国、航空や観光の打撃は深刻

 朝の通勤ラッシュ時の地下鉄車内。空席が目立つ=17日、北京(共同)
 朝の通勤ラッシュ時の地下鉄車内。空席が目立つ=17日、北京(共同)
 【北京共同】中国の国有企業を管理する国有資産監督管理委員会は18日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大で「2月の経営への影響が大きい」と危機感を示した。航空や観光を中心に、消費者と直接関わる企業へのダメージが深刻とした。

 記者会見した委員会幹部は、1月20日から今月13日の間に7万8千の航空便が欠航となり、搭乗率は半分近くに減少したことを明らかにした。国有企業で観光大手の中国旅遊集団は、既に30の観光スポットと19のホテルを一時閉鎖。旅行会社の営業中止も相次いでいるという。