日産、内田社長ら取締役選任可決
日産自動車は18日、臨時株主総会を横浜市で開き、昨年12月に就任した内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)ら4人を取締役に選任する議案を可決した。臨時総会は特別背任事件などを受けて前会長カルロス・ゴーン被告を解任した昨年4月に続き、同一年度で異例の2度目開催。自身の報酬問題で社長兼CEOを辞任した西川広人氏らは取締役を退き体制を刷新した。
日産は欧米での販売不振などで業績が大幅に悪化している。日産株の4割超を握るフランス大手ルノーや三菱自動車との企業連合を生かし、収益力を強化できるかどうかが新体制の課題となる。