ケフィア元代表ら9人逮捕
加工食品のオーナー制度などを展開し、多額の資金を集めて破産した「ケフィア事業振興会」について、警視庁生活経済課は18日、出資法違反(預かり金禁止)の疑いで、元代表鏑木秀弥容疑者(84)ら9人を逮捕した。
破綻の数年前から出資金を配当に充てる自転車操業状態だったとみられ、同課は詐欺容疑も視野に解明を進める。
容疑は、17年4月から18年6月にかけ、千葉県の80代男性ら19人から違法に計約1億8千万円を預かった疑い。鏑木容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。
破産管財人の発表では、同社や関連会社は約3万人から集めた計約1千億円が未返済となっている。