カラバフ紛争、解決の糸口見えず

 ドイツ・ミュンヘンで討議するアゼルバイジャンのアリエフ大統領(右)とアルメニアのパシニャン首相(左)=15日(ゲッティ=共同)
 ドイツ・ミュンヘンで討議するアゼルバイジャンのアリエフ大統領(右)とアルメニアのパシニャン首相(左)=15日(ゲッティ=共同)
 【ミュンヘン共同】アゼルバイジャンのアリエフ大統領とアルメニアのパシニャン首相が15日、ドイツで行われたミュンヘン安全保障会議で、両国の最大の懸案であるナゴルノカラバフ紛争について議論した。両首脳の主張はかみ合わず、解決の糸口は見えなかった。両首脳が本格的に討議するのは昨年3月にウィーンで会談して以来。

 アゼルバイジャンとアルメニアはナゴルノカラバフ自治州を巡り旧ソ連時代から対立。1994年に停戦合意したが、2016年4月に戦闘が再燃。同5月に停戦維持で一致したが、両国の実効支配境界線で緊張が続いている。