坊っちゃん文学賞に高野ユタさん
松山市は14日、第16回「坊っちゃん文学賞」の大賞に北海道在住の高野ユタさんの「羽釜」を選んだと発表した。今回からショートショートに特化した文学賞にリニューアルした。表彰式で高野さんは「坊っちゃん文学賞は物語を書き始めた頃からの目標で大変うれしい」と話した。
作品は、男子大学生が買わされた羽釜に羽が生え、ばあちゃんと待つ食卓に料理を運んでくるという不思議なストーリー。審査委員長の作家田丸雅智さんは「ダイナミックで大胆なアイデアが素晴らしい」と講評した。
全国から5628作品の応募があった。