即位礼の「高御座」が京都御所に
昨年10月の「即位礼正殿の儀」で、天皇陛下が即位を宣言した際に立たれた玉座「高御座」が11日、皇居から京都御所(京都市)に陸路で搬送された。皇后さまが立った「御帳台」も一緒に運ばれ、京都御所で3月1~22日、正殿の儀で使用した道具や装束とともに一般公開される。
高御座は遅くとも奈良時代から即位の儀式で使用されていたとされ、現在のものは大正以降の儀式で使われた。京都御所で保管されていたが、2018年9月に皇居に運ばれ、修復された。
正殿の儀が終わった後、上野の東京国立博物館で今年1月19日まで一般公開された。今後は京都御所に置かれる。