宮城県と仙台市、同日選挙へ連携

 宮城県議会と仙台市議会の議長が22日、同市で会談し、東日本大震災の影響で統一地方選からずれて別々に行われている県議選と市議選の日程統一に向けて協議した。同日選に戻せるよう公選法を改正する特例法の制定を国に働き掛けることで一致した。震災後に低迷した投票率の回復や経費削減が狙い。

 同じく震災で選挙日程が延期された岩手、福島県には「一緒にできるのであればやっていきたい」とし、連携を探る考えを示した。

 日程統一には各議会が任期を調整して自主解散する方法もあるが、宮城県の石川光次郎議長は「解散にはなかなか踏み込めない」と特例法を視野に調整する意向を示した。