国会召集日、菅原氏が神妙に釈明

 国会で取材に応じる自民党の菅原一秀衆院議員=20日午前
 国会で取材に応じる自民党の菅原一秀衆院議員=20日午前
 昨年10月、公選法違反に関する疑惑で経済産業相を辞任した自民党の菅原一秀衆院議員らが通常国会召集日の20日、国会内で報道陣の取材に応じ、神妙な面持ちで釈明した。菅原氏は辞任後、3カ月近く公の場に姿を現していなかった。

 菅原氏は午前11時、ダークスーツに紺のネクタイ姿で、待ち構えた約50人の記者団の前に現れた。有権者に秘書が香典を渡したとされる疑惑について「辞任に際してお騒がせをし、皆さまにご迷惑を掛けたことをおわびする」と頭を下げた。議員辞職や離党は否定した。額に汗を浮かべ、涙声になる場面もあった。