相模原殺傷「被告、根は純粋」

 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人罪などに問われた元職員植松聖被告(30)の裁判員裁判第6回公判が20日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。弁護側は、被告の高校の同級生で元交際相手が「根は純粋な人だと思うが、16年に『重複障害者は人間なのか』というLINE(ライン)を受け取った」と供述した内容を提示した。

 弁護側によると、元交際相手は「両親ともなんでも話をしていて、仲が良さそうだった。大学に入ってからも連絡を取っており、当時は特に性格の変化は感じなかった」と話したという。