逮捕の元1佐、自発的に漏えいか
2013年1月に米国製E2D早期警戒機の情報を商社社員に漏えいした疑いで逮捕された航空自衛隊元1佐の菅野聡容疑者(58)が、空自の航空総隊司令部防衛部防衛課研究室長に就任した08年末ごろから、商社側と業務上の接点があったことが18日、警視庁公安部への取材で分かった。室長として新装備品導入の検討などを担当し、企業と付き合いがあった。
捜査関係者や空自関係者によると、菅野容疑者は現役当時から、この商社を含む防衛関連企業と親交が深かった。公安部は、交流を深める中で自発的に情報を渡した可能性もあるとみている。