ホルムズ海峡での活動、基本なし

 河野太郎防衛相は17日の記者会見で、自衛隊の中東派遣を巡り、不測の事態が起きた場合、ホルムズ海峡などでの海上警備行動も排除しないと発言したことに関し「ホルムズ海峡の通航帯は他国の領海内だ。領海内は一義的に沿岸国が責任を持つので、基本的に(発令は)ない」と述べた。

 海上警備行動は警察権の行使とされる。河野氏は領海内での活動は沿岸国が同意する例外的な場合になると説明した。ペルシャ湾の公海部分に関しては「海警行動が行われる可能性は排除しない」と述べた。

 自民党の佐藤正久、無所属の小西洋之両氏への答弁。