農水省、恵方巻きの廃棄削減要請

 昨年2月の節分の日に売り場に並んだ恵方巻き=東京都内
 昨年2月の節分の日に売り場に並んだ恵方巻き=東京都内
 農林水産省は17日、2月の節分を前に、需要に合わせた恵方巻きの販売をコンビニやスーパーの事業者に求めたところ、今月15日現在で26事業者から呼び掛けに応じるとの回答があったと発表した。コンビニ大手3社などが予約販売したり、要望が多いハーフサイズを製造したりして、食品廃棄の削減に取り組む。

 恵方巻きは節分に年ごとに決まった方角を向いて食べると縁起が良いとされる太巻きずし。近年人気が広がっているが、売れ残った商品が大量に捨てられ、社会的な問題となった。農水省の担当者は「食品の廃棄は恵方巻き以外にもある。消費者にも取り組みを後押ししてもらいたい」と話している。