元警部銃撃、二審も賠償命令

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が関与したとされる2012年の銃撃事件で重傷を負った元福岡県警警部が、会トップ野村悟被告(73)ら幹部4人に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁(西井和徒裁判長)は13日、幹部側控訴を棄却し、一審福岡地裁に続いて約1620万円の支払いを命じた。

 今年4月の一審判決は、野村被告が、会の捜査を長年担当していた元警部の銃撃を決め、他の幹部が具体的な計画を立てたと認めて賠償を命令。野村被告らが不服として控訴した。