「石炭に未来はない」

 12日、マドリードのCOP25の会場で記者会見する、EU欧州委員会のティメルマンス執行副委員長(ロイター=共同)
 12日、マドリードのCOP25の会場で記者会見する、EU欧州委員会のティメルマンス執行副委員長(ロイター=共同)
 【マドリード共同】欧州連合(EU)欧州委員会のティメルマンス執行副委員長(気候変動担当)は12日、二酸化炭素(CO2)を多く排出する石炭火力発電を日本が推進していることについて「石炭に未来はない。世界で温室効果ガス排出の実質ゼロを本当に実現するには石炭をやめなければならない」と訴えた。

 スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)の会場で記者会見した。

 ティメルマンス氏は「東京電力福島第1原発事故後の日本の困難は理解しているが、欧州の観点から繰り返す」として石炭火力発電に反対する姿勢を強調した。