大塚家具、ヤマダ電機の子会社に
ヤマダ電機は12日、経営再建中の大塚家具を30日付で子会社化すると発表した。約44億円の第三者割当増資を引き受け、出資比率は議決権ベースで51・74%になる。大塚家具は販売が低迷し、赤字経営が続いていた。店舗閉鎖などリストラを進めたが財務体質は改善せず、身売りに追い込まれた。
大塚家具の大塚久美子社長は東京都内で記者会見し、社長続投を表明した。ヤマダとは2月に業務提携しており、子会社化について「売り場で家具と家電がトータルで提案できる」と販売面などの連携強化に意欲を示した。
ヤマダの山田昇会長は「家具と家電は親和性が高く、理想の組み合わせだ」と強調した。