英総選挙、与党が終盤まで優勢

 9日、英南西部グロスター近郊で開かれた選挙集会で話すジョンソン首相(ゲッティ=共同)
 9日、英南西部グロスター近郊で開かれた選挙集会で話すジョンソン首相(ゲッティ=共同)
 【ロンドン共同】英国で、欧州連合(EU)離脱の命運を決める下院総選挙が12日に迫った。来年1月末の離脱実現を公約に掲げるジョンソン首相率いる与党保守党が終盤も優勢を維持し、過半数まで議席を上積みできるかどうかが焦点だ。

 保守党が解散時と同様に過半数に届かなかったり、野党が勝利したりすれば、離脱問題は再び先の見えない混迷に陥る可能性もある。

 保守党は、ジョンソン政権が新たな離脱条件でEUと合意した「実績」を前面に押し出し、早期の離脱を実現できる唯一の政党だと訴えて優勢を維持。支持率で最大野党の労働党を10ポイント前後リードしている。