ゴーン前会長初公判、4月で調整

 カルロス・ゴーン被告、グレゴリー・ケリー被告
 カルロス・ゴーン被告、グレゴリー・ケリー被告
 日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)らが金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴された事件で、東京地裁が来年4月21日に初公判を開く方向で調整していることが20日、関係者への取材で分かった。来年中に数十回の公判を開く予定。弁護側は無罪を主張している。

 関係者によると、多いときは週3日のペースで集中的に審理される。被告人質問や日産関係者ら多くの証人に対する尋問が行われる見通しだ。

 地裁と検察、弁護側は争点を絞り込む公判前整理手続きを来年3月まで実施する。検察側は証拠開示を進めており、弁護側も10月には予定している主張を示す方針。