居室からひもやコード押収

 進藤遼佑君の遺体が見つかった自宅のある集合住宅=18日、さいたま市見沼区
 進藤遼佑君の遺体が見つかった自宅のある集合住宅=18日、さいたま市見沼区
 さいたま市の集合住宅で小学4年進藤遼佑君(9)の遺体が見つかった殺人事件で、埼玉県警が一家の居室から複数のひもやコードを押収していたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。死体遺棄容疑で逮捕された義父の無職進藤悠介容疑者(32)は殺害についても認める供述をしており、県警は凶器が含まれているとみて鑑定を急ぐ。

 捜査関係者によると、押収したのは、ひもや携帯電話の充電器などのコード類。司法解剖の結果、死因は窒息で、ひも状のものを使った可能性があると判明した。

 進藤容疑者は「注意したら『本当の親じゃないのに』と反発され、腹が立って殺した」などと供述している。