香港デモで地元大研究者が調査
「逃亡犯条例」改正案を巡り6月から大規模なデモが続く香港で、地元の大学研究者が約1万人の参加者に街頭で聞き取り調査などを実施し、東京都内で14日、中間結果を発表した。混乱の中で自殺者やけが人など「犠牲」が出たことが若者らの団結を「とてつもなく強く」した一方で、3割前後の人が暴力行為をよく思わないと明らかにした。
調査したのは社会運動に詳しい香港の嶺南大の袁イ熙助教授ら。6月9日以降、20カ所で10代~65歳以上の1万人超に聞き取りなどを行い、うち集計を終えた8月31日までの約7千人分について報告した。調査は現在も続いている。