香港、社会分裂が深刻化
【香港共同】「逃亡犯条例」改正案を発端とした抗議活動が続く香港で14日、デモ隊側の市民と警察を支持する親中派の衝突が相次いだ。九竜地区の商業施設では、中国国旗を掲げた数百人の市民が中国国歌を合唱し、居合わせた若者らともみ合いになり、警察が出動する騒ぎが起きた。
6月に本格化した抗議活動では、先鋭化した一部若者と警官隊の衝突が頻発。警察の強制排除を「暴力」と反発するデモ隊と、デモを非難する親中派が対立、社会の分裂が深刻化している。
香港メディアによると、香港島でも警察支持の市民らが、壁に大量に張られたデモ隊側のメッセージをはがすなどして乱闘騒ぎが発生した。