英元首相、再国民投票も排除せず

 【ロンドン共同】欧州連合(EU)離脱問題を巡り、英国のキャメロン元首相は、ジョンソン政権が選択肢の一つとするEUとの合意なき離脱について「良い考えだとは思わない」と強調。現在の政治混迷から抜け出す手段の一つとして、国民投票の再実施を「排除することはできない」との考えを示した。英紙タイムズ電子版が13日、単独インタビューの内容として報じた。

 EU残留派だったキャメロン氏は首相在任中、自身が実施を決断した国民投票で離脱が決まったのを受け、引責辞任し政界を引退した。現在では政治的な影響力は限られている。