千葉の停電5日目、なお19万戸

 台風15号の影響による断水で、給水所に水をくみにきた親子ら=13日午前、千葉県南房総市
 台風15号の影響による断水で、給水所に水をくみにきた親子ら=13日午前、千葉県南房総市
 台風15号による大規模停電のため、避難所で携帯電話を充電する男性=13日午前、千葉県南房総市
 台風15号による大規模停電のため、避難所で携帯電話を充電する男性=13日午前、千葉県南房総市
 台風15号による大規模停電で、千葉県では発生から5日目の13日も午前11時現在で約19万5千戸の停電が続いた。東京電力は作業を急ぐが、12日中の全域復旧を見込んでいた千葉市で依然約1万6千戸が残るなど遅れている。県によると、約2万7千戸が断水。県内の農林水産業の被害額は約193億円で、さらに増える可能性もある。市民生活や地元産業に深刻な影響が出ている。

 南房総、館山両市では約1万8千戸が、市原市も1万戸以上が停電。東電の広報担当者は「1戸でも多く電気を通せるよう全力を尽くしていく」としているが、千葉市を含め具体的な復旧見通しを示していない。