世界GDP0・8%減も

 【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は12日、貿易問題で対立する米国と中国による制裁関税の拡大で、2020年の世界全体の国内総生産(GDP)を0・8%分押し下げる可能性があるとの試算を示した。6月に想定した0・5%減から下方修正。貿易摩擦激化を回避するよう警鐘を鳴らした。

 米国と中国が既に課している制裁関税に加え、米政権が来月15日に発動を先送りした関税率引き上げなど予定している制裁措置の影響も含めた。