オンラインカジノ賭け金年1兆円

警察庁

警察庁のオンラインカジノ実態調査
違法なオンラインカジノの利用状況について、警察庁が国内の約2万7千人を対象にアンケートを行った結果、3・5%が経験があると答え、実際の人口に当てはめると約337万人に上ると推計されることが13日、分かった。現在も約197万人が利用中とみられ、経験者から抽出した500人の回答を基に年間の賭け金総額を推計すると約1兆2423億円に達した。60%がギャンブル依存症の自覚があった。
国によるこうした調査結果の公表は初めて。オンラインカジノを巡り、社会に違法性の認識が浸透せず、スマートフォンなどで手軽にできてしまう賭博がまん延している実態が明らかになった。
委託を受けた民間リサーチ会社が昨年7月~今年1月に実施し、全国の15~79歳の男女約2万7145人に利用経験などを質問。うち経験者500人と未経験者6500人の計7千人には、違法性の認識などを尋ねた。
7千人のうち、違法との認識がなかったのは43・5%の3044人。経験者500人のうち、1人当たりの年間賭け金は63万円ほどだった。