米、ロシアに停戦受諾要求

アイルランドのマーティン首相(左)と会談するトランプ米大統領=12日(PA提供・AP=共同)
【ワシントン共同】ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、米国が提案した30日間の一時停戦案をウクライナが受け入れたことを受け、トランプ米大統領は12日、停戦実現は「ロシア次第だ」と述べ、ロシアも応じるよう求めた。米政府代表団をロシアに派遣したことも明らかにした。アイルランドのマーティン首相と大統領執務室で会談した際、記者団に語った。
米代表団はウィットコフ中東担当特使が率いるとみられる。ウクライナは11日、サウジアラビアでの米国との高官協議で、ロシアが同時に戦闘を停止することを条件に30日間の停戦案を受け入れた。
トランプ氏は12日、ウクライナの反応を「大きな成功だ」と歓迎した。「停戦の半分は得られた。ロシアが戦闘をやめれば完全な停戦になる。再び戦争に戻ることはないと思う」と話した。
ロシアに「圧力をかけることもできる」と述べたが、そうせずに済むことを望むと語った。ウクライナの領土問題などの詳細についても既にロシア側と協議していると明らかにした。