NATO、ウクライナの防空強化

 9日、NATO首脳会議の会場で集合写真に納まる首脳ら=ワシントン(AP=共同)
 9日、NATO首脳会議の会場で集合写真に納まる首脳ら=ワシントン(AP=共同)
 9日、ワシントンで開かれたNATO75周年の記念式典で演説するバイデン米大統領(AP=共同)
 9日、ワシントンで開かれたNATO75周年の記念式典で演説するバイデン米大統領(AP=共同)
 【ワシントン共同】創設75年を迎えた米欧の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が9日(日本時間10日)、ワシントンで開幕した。バイデン米大統領は記念式典で演説し、ロシアのウクライナ侵攻に対抗するため同盟の結束を誇示。米国などが防空システム5基をウクライナに追加供与すると表明した。

 ロシアがウクライナの小児病院など民間施設へのミサイル攻撃を強めており、防空能力の向上が急務となっている。バイデン氏はドイツやイタリアなどと共同で地対空ミサイルシステム「パトリオット」などを供与するほか、今後数カ月でさらに数十基の防空兵器の支援を見込むと説明。11月の米大統領選後の来年には迎撃ミサイル数百発を供与する方針も示した。

 米大統領選で返り咲きを狙うトランプ前大統領はNATOに冷淡で、加盟国に不安も広がっている。バイデン氏はNATOについて「米国をより安全にしていると圧倒的多数の米国民が党派を超えて理解している」と訴え、加盟各国の懸念払拭を図った。