米、中国の弾道ミサイル発射非難

 米ホワイトハウスで記者会見する国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官=4日(ゲッティ=共同)
 米ホワイトハウスで記者会見する国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官=4日(ゲッティ=共同)
 【ワシントン共同】米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は4日、台湾周辺で弾道ミサイルを発射した中国を「無責任だ」と強く非難した。情勢を監視するため、米原子力空母ロナルド・レーガンの展開継続を表明。一方、緊張の高まりを避けるため、米軍が今週予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を延期したと述べた。

 中国外務省は5日、トウ励外務次官が4日に垂秀夫駐中国大使を呼び出し、中国軍の動きを懸念し「緊張の高まりを招く」と非難した先進7カ国(G7)の共同声明を巡って厳正な申し入れをしたと発表した。日本の対応を「強烈に非難する」と伝えた。