上場企業、1~3月期は急減速
2022年3月期決算を公表した上場企業で、22年1~3月期の純利益合計額は、前四半期の21年10~12月期と比べ41・3%減の4兆9369億円となったことが13日、分かった。コロナ禍の影響が残る中、ロシアのウクライナ侵攻に伴う資源価格の高騰が直撃し、業績回復が急減速している傾向が鮮明になった。
巨額赤字を計上したソフトバンクグループを除いた集計でも16・0%減少した。円安進行などが寄与し、22年3月期の通年では、全体として純利益が28兆5330億円と前期比31・8%の増益を確保した。3月期決算の東証旧1部上場企業のうち、決算を発表した891社を集計した。