EU大統領が広島訪問

 平和記念公園の原爆慰霊碑に献花するEUのミシェル大統領(中央)=13日午前、広島市
 平和記念公園の原爆慰霊碑に献花するEUのミシェル大統領(中央)=13日午前、広島市
 広島市の原爆資料館を視察するEUのミシェル大統領(右から2人目)=13日午前
 広島市の原爆資料館を視察するEUのミシェル大統領(右から2人目)=13日午前
 欧州連合(EU)のミシェル大統領は13日、被爆地の広島市を訪れ、声明を発表。ウクライナに侵攻したロシアが「許し難いことに核兵器の使用に言及している」と非難。北朝鮮も「違法で挑発的なミサイル実験を繰り返している」として「世界の安全保障の脅威となっている」と批判した。

 ミシェル氏は原爆資料館を視察後、記者団に「この場所と長崎で起きた苦しみは今も続いている。大量破壊兵器の廃絶は急務だ」と述べ、核軍縮への決意を表明した。

 資料館では滝川卓男館長が案内。ミシェル氏は、原爆投下前後の街の様子を再現したCG投影装置を眺め、説明に真剣な様子で耳を傾けていた。