架空請求詐欺で2億円被害、大阪

 大阪府に住む70代女性のスマートフォンに送られてきたショートメッセージ(大阪府警提供)
 大阪府に住む70代女性のスマートフォンに送られてきたショートメッセージ(大阪府警提供)
 大阪府警は23日、大阪府内で1人暮らしの70代女性が電話で架空のトラブルを巡る示談金などを請求され、計約2億2300万円をだまし取られたと明らかにした。女性は相次ぐ特殊詐欺の電話を信じ込み、約4カ月にわたって支払いを繰り返していた。

 府警によると、5月25日、女性のスマートフォンに「NTTファイナンス」をかたったショートメッセージが送られてきた。女性が記載されていた番号に電話をかけると、出た男に「未納料金がある」と言われた。

 その後も別の男らに、9月19日まで40回近く、現金を口座に振り込んだり宅配で送ったりするなどの手口でだまし取られた。