持続化給付金、入札前に意見聴く

 経済産業省の看板=東京都千代田区
 経済産業省の看板=東京都千代田区
 新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」事業を巡り、経済産業省が4月8日の入札公示前に、給付事務を受託した団体などにヒアリングしていたことが3日、分かった。同省幹部が衆院経済産業委員会で明らかにした。立憲民主党の大串博志氏は「競争入札のあり方として非常に不透明だ」とし、入札の公平性に問題があったのではないかと追及した。

 事業を受託したのは一般社団法人サービスデザイン推進協議会(東京)。経産省によると、協議会へのヒアリングは公示前の4月2日に実施した。入札に参加した別の1社などほかの2事業者に対しても事前にヒアリングしたという。