香港、中国による立法64%反対

 【香港共同】香港紙、明報は1日、中国による香港への国家安全法制導入決定を巡る世論調査で、64%が「香港立法会(議会)を避け、中央が立法することに反対」と回答したと報じた。「立法が『一国二制度』を破壊すると感じる」との回答も64%だった。

 中国の全国人民代表大会(全人代)が5月28日、香港に国家安全法制を導入し、関連法案を全人代常務委員会が制定するとの方針を決定したことに対し、市民の間に不安が広がっていることを裏付ける結果となった。

 一方で「国家安全に危害を加える行為に対し香港政府には防止、処罰の責任がある」と52・3%が回答した。