野党、コロナ議事録不作成追及へ

 野党は29日、新型コロナウイルス対策を検討する政府専門家会議の議事録が作られていない問題を巡り「歴史に対する背信行為だ。あり得ない」(国民民主党の玉木雄一郎代表)と厳しく批判した。国会審議を通じ、政府の公文書管理の在り方を追及する方針だ。

 菅義偉官房長官は記者会見で、専門家会議のメンバーから議事録を公開しない政府の姿勢に疑問の声が出ていることに関し「発言者を明記しないことは第1回の会議を開始した際、構成員に説明して了解いただいた」と理解を求めた。

 新型コロナに関する政府対策本部会合は、行政文書管理のガイドラインに沿って議事録を作成しているとも強調した。