海外航空各社、収束見据え再開へ

 離れた位置から搭乗券を読み取る方法を紹介するセブ・パシフィック航空のスタッフ(同社提供)
 離れた位置から搭乗券を読み取る方法を紹介するセブ・パシフィック航空のスタッフ(同社提供)
 新型コロナウイルスの世界的流行で旅客需要が激減した航空業界で、感染の収束を見据えた動きが出始めた。海外の航空会社を中心に需要回復を見込んだ段階的な運航再開計画の発表が相次いでいる。

 感染拡大以前は世界約170都市に週3500便以上を飛ばしていた中東のカタール航空。33都市週150便に落ち込んだ路線を段階的に再開し、6月末までに約80都市週400便に増やす計画を発表した。

 ドイツ・ルフトハンザグループも6月末までに運用機材を160機に倍増、約130都市週1800便超に拡大する。米デルタ航空や香港のキャセイパシフィック航空なども一部便の再開を発表した。