辺野古訴訟、沖縄県の敗訴確定
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、沖縄県による埋め立て承認撤回を取り消した国土交通相の裁決は違法だとして、県が裁決の取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は26日、県側の上告を棄却した。県敗訴とした福岡高裁那覇支部判決が確定した。
辺野古移設阻止を目指す沖縄県は、国を相手に法廷闘争を重ねてきたが、敗訴が続いている。今回も同様の結論となり、さらに厳しい状況に追い込まれることとなりそうだ。
沖縄県は2018年に埋め立て承認を撤回。これに対し防衛省沖縄防衛局が行政不服審査法に基づく審査請求を申し立てた。