河井案里氏秘書の保釈決定

 広島地裁は26日、昨夏の参院選で、自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=の車上運動員に違法報酬を支払ったとして、公選法違反(買収)の罪で起訴された案里氏の公設秘書立道浩被告(54)の保釈を認める決定をした。広島地検は26日、決定を不服として準抗告した。

 保釈保証金は400万円。弁護人が25日に保釈請求していた。

 同じく起訴されていた案里氏の夫、克行前法相(57)の政策秘書高谷真介被告(43)については、地裁は保釈を認めなかった。

 立道被告の禁錮以上の刑が確定し、広島高検が提起する行政訴訟で適用対象と認定されれば、案里氏は失職する。