ロシア大統領、改憲を提案

 15日、モスクワで年次報告演説をするロシアのプーチン大統領(タス=共同)
 15日、モスクワで年次報告演説をするロシアのプーチン大統領(タス=共同)
 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は15日、モスクワで内政・外交の施政方針を表明する年次報告演説を実施、大統領や議会、政府の権限を大幅に見直し、首相や閣僚の任命で下院の権限を強化する憲法改正を提案した。

 米イラン対立で緊迫する中東情勢や、険悪な状態が続く米ロ関係のほか、対日政策に言及するかどうかが注目されたが、演説の大半は内政問題に充てられた。

 年次報告演説は憲法で大統領に義務付けられており、大統領府は上下両院議長、議員のほか、閣僚、地方知事ら約1300人が参加するとしていた。