カタルーニャ自決権を主張

 14日、フランス・ストラスブールのEU欧州議会で、インタビューに応じるスペイン・カタルーニャ自治州のプチデモン前州首相(共同)
 14日、フランス・ストラスブールのEU欧州議会で、インタビューに応じるスペイン・カタルーニャ自治州のプチデモン前州首相(共同)
 スペイン北東部カタルーニャ自治州の独立派プチデモン前州首相は、欧州連合(EU)欧州議会議員就任で再び政治活動が可能になったとして、住民投票による自決権行使を通じた独立問題解決を改めて訴える考えを示した。議会本会議が開かれたフランス東部ストラスブールで14日、共同通信のインタビューに応じた。

 プチデモン氏は17年に独立を問う住民投票を強行後、スペイン当局の訴追を逃れてベルギーへ出国、昨年5月の欧州議会選で当選した。スペイン当局は議員就任を認めなかったが、EU司法裁判所が昨年12月に認める判断を出し、今月13日、議会本会議に初出席した。(ストラスブール共同)