「中国、世界の人権攻撃」と批判
【ニューヨーク共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)のケネス・ロス代表が14日、米ニューヨークの国連本部で記者会見し、中国が「人権を擁護する国際社会の取り組みに激しい攻撃を仕掛けている」と批判した。2020年版の世界の人権状況に関する報告書の発表に合わせて語った。
記者会見の終了直前、会場に潜り込んでいた中国国連代表部の1等書記官が発言を求め「報告書には偏見と作り話が含まれ、事実を無視している。全ての内容を断固拒否する」と述べた。
ロス氏は報告書を香港で発表予定だったが、香港国際空港で12日、入管当局に入境を拒否され国連本部で会見した。