古関裕而さん直筆の楽譜を寄贈

 JICAの担当者から、古関裕而さんが作曲した青年海外協力隊の隊歌の楽譜を受け取る福島市の木幡浩市長(左)=9日、福島市
 JICAの担当者から、古関裕而さんが作曲した青年海外協力隊の隊歌の楽譜を受け取る福島市の木幡浩市長(左)=9日、福島市
 青年海外協力隊を派遣する国際協力機構(JICA)は9日、今春始まるNHK連続テレビ小説「エール」の主人公モデル、古関裕而さんが作曲した隊歌の楽譜を、古関さんの出身の福島市に寄贈した。福島市古関裕而記念館は筆跡などから直筆としている。

 JICAは「より多くの人の目に触れてほしい」として寄贈を決めた。同記念館が、今後展示する方針。

 JICAの担当者によると、古関さんは1967年ごろ、JICAの依頼で隊歌「若い力の歌」を作曲。第1回の青年海外協力隊が帰国した際の報告会で初めて披露された。50年以上にわたり約5万人の隊員が歌い継いできた。