米下院委が大統領弾劾報告書

 ウクライナ疑惑を巡る弾劾調査について記者会見する、米下院情報特別委の委員長=3日、米ワシントン(UPI=共同)
 ウクライナ疑惑を巡る弾劾調査について記者会見する、米下院情報特別委の委員長=3日、米ワシントン(UPI=共同)
 【ワシントン共同】米下院情報特別委員会は、トランプ米大統領(共和党)のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査で、政府高官の公聴会証言などをまとめた報告書案を3日公表した。来年の大統領選で再選を狙うトランプ氏が、大統領権限を乱用し、対立候補となる可能性のある民主党の政敵バイデン前副大統領を捜査するようウクライナに圧力をかけたと明示した。

 報告書案は、調査を主導してきた情報特別委で承認後、司法委に送付。下院多数派の民主党が進める弾劾調査は大きな区切りを迎える。舞台は司法委に移り、4日に初の公聴会を開催、報告書を土台に弾劾訴追状作成に向けた審議を始める。