三重の中学で爆発、生徒らけが

 3日午後3時ごろ、三重県紀北町の町立赤羽中で、理科の実験中にフラスコが爆発し、1年生の男女4人と男性教諭(27)の計5人が救急搬送された。同町教育委員会によると、うち男子生徒1人と教諭が、フラスコの破片で顔や手首を切り軽傷。残る男女3人は耳が聞こえづらくなったが、病院での診断の結果、異常はなかったという。

 理科室で行っていた1年生の理科の授業で、亜鉛と塩酸を反応させて水素を発生させ、火をつける実験をしていた。町教委は手順にミスがあったとみており、尾鷲署などと詳しい原因を調べている。生徒4人は隣接する尾鷲市内の病院で受診後、帰宅したという。