衆院のタブレット導入、段階的に

 衆院事務局は3日、文書資料をペーパーレス化するタブレット端末の導入に関する事例や課題を調査した報告書をまとめ、議院運営委員会に提出した。導入する場合は、まず委員会での使用を検討し、議員個人が所有する端末を利用する方法が考えられるとして、段階的な取り組みを求めた。地方議会や海外の国会を参考にした。

 報告書では、導入済みの議会で議事と関係のないウェブサイトを議員が閲覧するなどの問題が出ていると指摘。使用ルールの策定や、予算措置、施設整備に時間がかかるため、中長期的な計画立案が望ましいとした。