内閣府、8千人の想定で予算要求

 首相主催の「桜を見る会」を巡り内閣府の担当者は3日の野党追及本部会合で、2014~19年度は8千人の参加を前提に予算を要求したと明らかにした。実際の参加者は14年が約1万4千人で、19年は約1万8千人に増加。担当者は「かなりの乖離が出ていたことは認識していた」と述べた。

 参加者と支出額が増えていたのに、予算は1766万円のままだった。担当者は「最低限必要な経費を要求してきたが、招待者が増えて上回ってしまった」と説明した。

 別の幹部は、「ジャパンライフ」元会長の15年の招待状に付された「60」の番号の意味について、担当者の聞き取りを行っていないと明かした。