ヤフー会見、通販3強が覇権争う

 ZOZO買収について記者会見するヤフーの川辺健太郎社長=12日午後、東京都内
 ZOZO買収について記者会見するヤフーの川辺健太郎社長=12日午後、東京都内
 ヤフーのZOZO買収で記者会見し、握手する(左から)ヤフーの川辺健太郎社長、ZOZOの沢田宏太郎社長、前沢友作前社長=12日午後、東京都内
 ヤフーのZOZO買収で記者会見し、握手する(左から)ヤフーの川辺健太郎社長、ZOZOの沢田宏太郎社長、前沢友作前社長=12日午後、東京都内
 ヤフーは12日、東京都内で記者会見を開き、インターネット衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)を株式公開買い付け(TOB)で子会社化し、ネット通販事業を強化する戦略を示した。アマゾンジャパンと楽天を加えた3強で、国内ネット通販業界の覇権を争う構図が鮮明になった。ゾゾ社長を退任した前沢友作氏も会見に同席した。

 ヤフーの投資額は約4千億円の見込み。川辺健太郎社長は会見で「一緒になってインターネットの未来をつくっていきたい」と語った。

 TOBは買い付けの上限を50・1%として10月上旬に開始する。約37%の株式を保有する前沢氏もTOBに賛同し約30%分の売却に応じる。