Free里は春でも“モンスター”健在 八甲田の樹氷原

朝日を浴びる八甲田山・仙人岱の樹氷原。後方は硫黄岳の斜面=10日午前6時ごろ
朝日を浴びる八甲田山・仙人岱の樹氷原。後方は硫黄岳の斜面=10日午前6時ごろ

里はすっかり春らしくなったが、八甲田山の樹氷原ではまだ“モンスター”が健在だ。大岳と小岳の間の仙人岱(十和田市)付近では、昨年に比べて1メートルほど積雪が多く、アオモリトドマツを覆う樹氷も威容を保っている。

 10日早朝、樹氷原に朝日が差し込むと、青白く沈んだ樹氷がピンク色に染まって、快晴の空に浮かび上がった。かんじきや山スキーで訪れた登山者は樹氷の中を巡り、大岳、小岳の頂を目指した。未踏の雪面にシュプールを描くスキーヤーも見られた。

 
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