任期満了に伴う久慈市長選は６日告示され、無所属で現職の遠藤譲一氏（６８）以外に立候補の届け出がなく、無投票で３選が決まった。遠藤氏は「次の世代にしっかりとした『いいまち久慈』を渡すのが次の４年の仕事だ」と決意を語った。市長選が無投票となったのは山形村との合併後、初めて。任期は２６日から４年間。

　遠藤氏は６日、同市八日町の選挙事務所前で第一声を上げた後、市内各地区を巡って市政継続を訴えた。

　３選を決め、事務所でスタッフから花束を贈られた遠藤氏は万歳三唱で、集まった支持者ら約８０人と喜び合った。

　遠藤氏は同市出身で中央大卒。１９７７年に岩手県職員となり、県南広域振興局北上総合支局長などを歴任した。２度目の挑戦だった２０１４年の市長選で当時の現職を破って初当選。１８年には新人に大差をつけて再選した。

　昨年１１月に後援会の要請を受け３選出馬を表明。２期８年の実績をアピールし、地域活性化や若者世代の定住促進、岩手県南地域との格差是正に継続して取り組む方針を強調した。

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