Freeタラの芽収穫盛ん 春の気配/洋野

みずみずしいタラの芽の収穫が進むハウス=4日、洋野町
みずみずしいタラの芽の収穫が進むハウス=4日、洋野町

5日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。冬眠していた虫が目を覚まし、地中から出てくる頃とされる。北奥羽地方の野山はまだ雪深い所もあるが、洋野町の農園のハウスでは4日、若緑(わかみどり)色のタラの芽が顔を出し、一足早く春の訪れを感じさせた。

 この日の北奥羽地方は太陽がのぞき、おおむね3月中旬並みの陽気となった。最高気温は久慈7・4度、三沢6・5度、八戸6・3度を観測した。

 同町大野では畑などに雪が残るものの、下重農園のハウス内は既に春色。みずみずしいタラの芽がずらりとならび、下川原重雄社長(68)らが、早朝から収穫作業に汗を流した。下川原社長は「根元の歯ごたえを楽しむ白あえや、葉を味わう天ぷらがお勧め。春を感じてほしい」と話した。

 タラの芽は町内の道の駅おおの「ゆうきセンター」などに出荷しており、3月下旬から4月上旬に収穫の最盛期を迎えるという。

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