Free伝統の舞 勇壮に 六ケ所で新山権現舞の発表会

新山権現舞を披露する保存会のメンバー
新山権現舞を披露する保存会のメンバー

六ケ所村の無形文化財「新山権現舞」の発表会が2月27日、同村の新城平集会所で行われ、新山権現保存会の会員が100年以上伝わる伝統の舞を力強く披露した。新城平地区では初めての開催。

 新山権現は大正期、当時の新納屋地区で青年の修養を兼ねて始まった。戦後のむつ小川原開発に伴い、住民が千歳平や新城平地区に移住した後も続けられ、発表会が開かれている。

 今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、3年ぶりの実施となった。伝統の装束や面、獅子頭を身に着けた舞い手が、太鼓や笛などの調子に合わせて勇壮に舞い踊ると、地区住民は盛大な拍手を送った。

 保存会の鳥谷部勝三郎会長は「コロナで不安定な状況だが、伝承活動を続けてきた。久しぶりに披露できて胸に迫るものがあった」と話した。

 このほかの演目も披露されたほか、同地区に整備された「新城平ふれあい広場」の野外ステージで、落成記念の権現舞も行われた。

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