Free格闘家の扇久保選手、V報告 久慈出身、市に寄付も

遠藤譲一市長(右)に目録を手渡す扇久保博正選手
遠藤譲一市長(右)に目録を手渡す扇久保博正選手

久慈市出身の総合格闘家、扇久保博正選手(34)=千葉県・パラエストラ松戸所属=が23日、昨年の大みそかに開催された格闘技イベント「RIZIN.33」のバンタム級トーナメントで優勝したことを遠藤譲一市長に報告した。「いつも久慈を胸に感じながら戦っている。少しでも久慈を盛り上げるために戦っていく」と決意を述べ、市に寄付金30万円などを贈った。

 扇久保博正久慈後援会の鹿糠智樹会長と市役所を訪問。寄付金のほか、試合用のサイン入りグローブ、優勝した試合当日に着用したパンツやTシャツも遠藤市長にプレゼントした。

 扇久保選手は「16年間、世界チャンピオンになる夢があったので、気持ちを切らさずにやってこられた。今後はアメリカでの大会などを目指してやっていく。自分は格闘技に夢を与えてもらったので、自分みたいな人間が久慈から出てほしい」と述べ、「自分のジムを将来的に立ち上げたい」「久慈で総合格闘技の大会を開きたい」と夢も語った。

 遠藤市長は優勝をたたえて「市民の誇りだ。市民にとって元気が出る活躍だった。これからも頑張ってほしい」とエールを送った。

 寄贈されたグローブなどは、市役所本庁舎の市民ホールに展示される予定。

 
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